文遊吟社 あの句この句
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6月課題「 青空 」の鑑賞 徒組の句、の批評。
講師は文遊吟社顧問 江藤一市さんにお願い致しました。
川柳好きの皆さんのお役に立てたら、嬉しいかぎり、 可福
佳句鑑賞( 上手いな〜〜) 入選句及び添削許可より
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39 ・傷心を癒してくれた空の青 泉桜子 |
| 31 ・青空に寝転び風が心地よい 共感者が少なかったのは「青空に寝転ぶ 」 という言葉に抵抗を感じた人が多かったのではないでしょうか。※寝転んだ頬に青空からの風 ( 快いは想像させる ) 3 ・雪解けの朝に迷いも解けて晴れ 何となく句がくどい感じがします。雪解け・朝・迷い・解ける・晴れ。 道具立ての言葉が多すぎるからです。 「解ける 」 の重なりも掛け言葉のように思えます。 ※・雪も解け迷いも覚めた空が澄みとしてみました。 24 ・運動会の青空奪う光化学 少し思い違いをしているようです。光化学とは、光によって起こる化学的変化及び化学変化による発光現象を研究する科学の一部門です。従って貴方の考えていることを表すには『光化学スモッグ』まで言う必要があるのです。※・空の青オキシダントに奪われる ( オキシダントは光化学 スモッグの原因となる ) 63 ・この星を美しく見せ青い空 一寸首を傾げます。普通に星といえば夜空に輝いているものと思われています。青い空といえば晴れた日の澄み渡った大空を言います。 文学的表現に『蒼い関』とは開いたことがあり ますが 「青い夜空」 とは聞いたことがありません。それとも、この星が地球を指しているのかなとも思いましたが・・・ 。 37 ・傷心を塗りつぶしたる空の青 言葉の選び方に問題がありそうです。 { 傷心を塗りつぶす } とはどういうことなのか ? 傷心を覆い隠すというのか ? 傷心には , 労る・癒す・慰める・励ます・同情する。など適当な言葉が沢山有ります。 ※・傷心を癒してくれた空の青【鑑賞の一句目と比較】 86 ・立ち止まり青空見上げ重荷置く 何か意味ありげな重荷かとも思いましたが一読した所では , 暑い日中何か重いものを持って一休みしたという報告句にしか取れません。 96 ・梅雨空に空の青さを思い知る 言葉遣いに一寸違和感を覚えます。思い知る = なるほどと思う。身にしみ て解かる。さとり知る。ということです。梅雨空といえば、梅雨の季節の曇り空のことで、梅天 ( パイテ ンとも言います。ですから梅雨空から青さを知るというのが可笑しいのです。これが「梅雨の晴れ間」だ ったらまあまあ納得が出来るのですが。作者は恐らく毎日欝陶しい梅雨空に【ああ , 青空が恋しいなあ】と思ったのでしょう。ですから 「 思い知る 」 が相応しくないのです。※梅雨空を見上げ青空恋しがり 14 ・青空に何かもやもや飛蚊症 飛蚊症で目の前がちらちらするのは鬱陶しくいらいらするものです。しかしこれは青空とは別に何の関係も無く , 課題だからと無理にくっ着けたような感じでです。 34 ・ LP のタンゴ碧空青春譜 字結びなら別ですが , 固有名詞の歌の題名【碧空】を詠み込んでも課題吟としては通用しません. 74 ・青空に雨雲探す農天気 能天気・能転気・脳天気という言葉は辞書にあります。【軽薄で向こう見ずなさま・生意気なさま・物事を深く考えないさま】。農天気という言葉は有りません。若しその意味に通じさせようとして農天気としたのでしたら , それは邪道です。言葉遊びとなり , 川柳としては通用しません 2 ・青空にパパンとシーツ干すように 連用止めとなっていますが , それに連なる言葉は何でしょう。想像がつきません。こんな連用止めは句を緩くしてしまいます。きちんと止めるようにしましょう。 44・ 御天気だけが気になる披露宴 極く当り前の事を当たり前に詠んでも読者の感興を呼ぶことは出来ません。 しかも四・七・五の十六音字の字足らずでリズムが全く良くない。 3 ・水の番見回る田んぼ青い空 水の番は夜も見回ります。夜は青空は見えません。従ってこの句は「青空 」 の課題吟としては成立しません。 ※炎天下水田回る青い空 |
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