文遊吟社 大会参加報告    戻る

第47回 北九州芸術祭川柳大会 主催 川柳くろがね吟社
平成21年 4月5日 参加者 117名(投句46名)
課題「ほころび」 小崎 国雄 選
平抜き       ほころびを子が繕った夫婦中 欣多 
      ほころびがパッチワークで生き返る 欣多
課題「 抱 く 」 城後 朱美 選
平抜き       急げ急げ命を抱いて救急車 はるえ
     蒼かったロマンを抱いて飢えていた とり助
     沸点のマグマを抱いた妻しずか 欣多
     癌がなんだきっと治ると抱き祈る 欣多
佳句       真剣に抱きしめ真剣に叱る はるえ
課題「 捨てる 」 長崎 栄市 選
平抜き       役者が上妻には効かぬ捨て台詞 欣多
課題「 戦 争 」 佐藤  夏虫 選
平抜き       戦争ごっこみんな大将だった路地 はるえ
       戦友にすまぬすまぬと生きた父 可福
課題「 槌 」 深掘 正平 選
        棟上げの槌の音嬉しいマイホーム 欣多
     
課題「 小さい 」 布谷 ゆずる 選
平抜き       生も死も小さいことよ夕茜 とり助
      叱られて小さい意地を張る涙 可福
課題「 歌 う 」 楠根 はるえ 
平抜き       アカペラに入歯の音もハーモニー 欣多
     父の声風呂でこぶしを振り廻す 可福
     四十年「粋な別れ」が持ち唄で とり助
     昭和残像歌うひばりの艶姿 修二
佳句       幸多かれ父朗々とお立ち酒 欣多
課題「ざわざわ」 古野 つとむ 選
平抜き       枕辺で遺産を巡る太い死語  はるえ
     ざわざわが静まるドンの咳払い 欣多
佳句       バーゲンのざわめきみんな生きている     はるえ
 2位    浅原   欣多
12位    楠根  はるえ


第46回 北九州芸術祭川柳大会 主催 小倉番傘川柳会
平成20年 4月6日 参加者 97名(投句33名)
課題「くすぐる 」 深掘  正平 選
平抜き       風船の夢春風にくすぐられ 一市 
      女心をこうもくすぐる痩せ薬 はるえ
課題「 入 学 」 楠根 はるえ 選
平抜き       春の陽を弾くぴかぴかランドセル 一市
     少子化に入試制度も衣替え 欣多
     携帯も持たせ入学式の朝 八灯
     医大入学やっと決まって金工面 可福
佳句       キャンパスは虎視眈々とご入学 とり助
特選       全入時代赤門の箍緩みだす 欣多
課題「 手抜き 」 佐藤  夏虫 選
平抜き       片えくぼ神様の手抜きも乙なもの 欣多
     腕白が五人抜きの床が抜け 一市
     ライバルの手抜きはきっと情だろう 欣多
     妹は手抜きで出来た子と云われ 可福
     ほどほどの手抜きで丁度よい育児 はるえ
課題「 味 方 」 弘津 明子 選
平抜き       札束で買った味方のユダがいた はるえ
       社長派に付いて部長の椅子狙う 可福
     善人の貌で味方が寄ってくる とり助
     オウンゴール女神は敵の味方する 可福
     手なずけた秘書に裏金持ち去られ とり助
特選      父の背に味方が撃った弾の痕 欣多
課題「やれやれ」 古野 つとむ 選
        にぎにぎしく謝罪の儀式今日もある とり助
     直ぐ横に貧乏神が腰を据え 一市
     収まった別れ話を蒸しかえす 欣多
佳句      やれやれと腰を下ろしてから本音 はるえ
課題「 話 題 」 松岡 つよし 選
平抜き       陽だまりの話題は孫と薬代 一市
課題「耳かき 」 古谷 龍太郎 
平抜き       世辞駄洒落耳かきがいる酒の席 とり助
     耳掻きにちょっぴり塗っておく媚薬 一市
佳句       耳かきの先から母の子守唄 はるえ
課題「 血 筋 」 手嶋  吾郎 選
平抜き     孫までが鼻くそほじる癖がある  可福
    短期も酒も血筋のせいにして気楽   欣多
    貧乏も三代続く今のボク とり助
    百点はパパの血筋と褒めておく はるえ
12位    浅原   欣多
14位    楠根  はるえ
 
第44回 北九州芸術祭川柳大会 主催 小倉番傘川柳会
平成18年 4月2日 参加者 72名
課題「そっと 」 岡田  雪男 選
平抜き       娘の日記そっと覗いた胸の渦 一市 
      好奇心パンドラの箱そっと開け 一市
課題「のびのび」 末田 笑放子 選
       全     没
課題「いっしょ 」 久部  信子 選
平抜き       二十四時間いっしょは飽きる定年後 はるえ
課題「 飛び火 」 古谷 龍太郎 選
平抜き       仲裁の頭に飛んできた火の粉 義和
平抜き       はるうらら飛び火してきたラブコール はるえ
課題「 遊 ぶ 」 佐藤  夏虫 選
         全     没
課題「 救 助 」 伊豆丸 竹仙 選
平抜き       救われた鯨お礼の潮を噴く 一市
平抜き       若者の勇気が水魔から救い 義和
      平抜き       冬山に救助またかとニュース見る 義和
      平抜き       漂流七日神の救いの船が見え 一市
      佳 句       救助犬微かな命嗅ぎつける はるえ
課題「 静 か 」 深掘  正平 
平抜き初       廃校の訪う人もなし桜散る はるえ
平抜き       ライバルの不気味余りに静かすぎ 一市
      平抜き       基地はいらん誰も静かな夜がほしい 義和
      平抜き       黙秘権なんと静かな抵抗だ 義和
     平抜き       熟女三人静かになった蟹の膳 はるえ
課題「 春の音 」 手嶋  吾郎 選
平抜き       若駒のいななき響く牧の春 可福
      平抜き       菜を刻む妻のリズムも春の乗り 義和
      平抜き       雪溶けを待った水車も春の音 一市
      佳 句       新卒の靴もキュキュッと入社式 はるえ