文遊吟社 大会参加報告    戻る

第35回 新春北九州川柳大会 主催 小倉番傘川柳会
平成21年 1月12日 参加者 130名
ころころ                  小川清隆   選  
コロコロと風向き変わる妻の乱 酒井可福
酔うとまたころころ夢を語りだす 千代八灯
リハビリの豆ころころと逃げ惑う 久保修二
川底をころころ欲のない石で 楠根はるえ
色 気                  佐藤夏虫 選 
ふくよかな慈母観音の色香るし 萩原とり助
或る日                  柴田美都 選 
妻或る日藁人形に釘を打つ 浅原欣多
いいなりのパパが蒸発する或る日 浅原欣多
振り向くと後ろが消えていた或る日 楠根はるえ
細 工                  真島清弘 選 
究極の細工かアポロ月に立つ 久保修二
自画像の目鼻ちょっとだけ細工 楠根はるえ
氷柱に鑿打ち込めばIが舞う 萩原とり助
佳句 税関の目が小細工に突き刺さる 楠根はるえ
人 柄                  布谷るずる  選 
人柄に貧乏神がつき纏う 浅原欣多
同じ目の高さに心を置くお人 萩原とり助
見込まれた人柄惚けてなどおれず 楠根はるえ
わたしより少しはましなお人柄 楠根はるえ
お笑い                  堤日出雄   選 
一発のギャグで二年は喰い繋ぐ 酒井可福
お酒ちびちびじゅげむじゅげむの三が日 楠根はるえ
お笑いで平和願ったチャップリン 久保修二
素晴らしいお笑いでした泣きました 楠根はるえ
わがまま                  古屋龍太郎  選 
愛してる一日一度言わされる 萩原とり助
正論はどうあれ見栄が許さない 千代八灯
わがままでごめんあなたの先に逝く 浅原欣多
特選 わがままの最後を海に撒いてやる 楠根はるえ
伝 統                 深堀正平   選   
伝統を機械相手に語りかけ 酒井可福
先祖代々酒には弱い血筋です 浅原欣多
佳句 一子相伝父を師匠と呼ぶ家系 浅原欣多

 三位 読売新聞社銅賞   楠根はるえ

第34回 新春北九州川柳大会 主催 小倉番傘川柳会
平成20年 1月13日 参加者 120名
イメージ                   堤日出雄   選 
イメージに卑弥呼描く吉野ヶ里 江藤一市
籍入れるまでは野菊のようでした 楠根はるえ
悪魔とは人間のことだと思う 酒井可福
その後                   古屋龍太郎  選
酒止めてからの男に覇気が無し 江藤一市
はんなりと酔うて候どうします 楠根はるえ
つぼみ                   小池一恵   選
母の日の薔薇のつぼみは昇華する 浅原欣多
一番の競り値につぼみ自信つけ 浅原欣多
散る美学を知らぬ造花のつぼみたち 楠根はるえ
仲よし                   中山仁美   選
後援の仲よし小よしパンパース 楠根はるえ
日本                   深堀正平   選
真ん中に日本の老母の座り胼胝 楠根はるえ
和食でもミシュランの星欲しいのか 酒井可福
のびのび                   布谷るずる  選
のびのびと怖いものなし惚けて候 楠根はるえ
はにかむ                   西崎久美子  選
はにかんだ頃のわたしを知る鏡 楠根はるえ
レジ待ちのおばさん僕のカゴ覗く 酒井可福
参った                   小川清隆   選 
投了の一礼悔し半目差 浅原欣多
負けて勝つ先ずは参ったと言っておく 楠根はるえ
一円め 肝心な時居やしない 酒井可福


第33回 新春北九州川柳大会 主催 小倉番傘川柳会
平成19年 1月14日 参加者 128名
課題「期 待 」 古谷龍太郎 選
平抜き       出産率微増ニュースに見た期待 欣多 
課題「鳴 る 」 佐藤 夏虫 選
平抜き      除夜の鐘三つ数えて寝てしまう 可福
課題「ゼ ロ 」 鞆   雄史 選
平抜き        平和です借金もなし財もなし はるえ
平抜き       わたしから美人を取るとゼロになる はるえ
課題「のんき 」 安座上 敦 選
平抜き       のんきです終のキップは買ってある 義和
平抜き       少しのんきくらいが丁度良い育児 はるえ
課題「まじめ 」 真島 美智子選
平抜き       妻のほか知らずまじめに生きてきた 義和
佳 句       もっとまじめに愛して欲しいです命 はるえ
課題「マナー 」 堤  日出緒選
平抜き       K1のリングマナーは言うとれず 一市
平抜き      こんにちは山のマナーにほっとする 修二
平抜き      小笠原流守っておれぬ餅拾い 欣多
平抜き       ジベタリアンに拳骨食わす影法師 欣多
平抜き      姑の背から学ぶマナーもしきたりも はるえ
課題「芝 居 」 伊豆丸 竹仙選
平抜き       韓流の甘い芝居に溶ける妻      可福
平抜き      お芝居はここまで明日から他人 はるえ
佳 句      転校に慣れた一座の名子役 はるえ
課題「豊 か 」 深掘 正平 選
平抜き      豊かだね賞味期限が捨ててある 義和
平抜き        豊かとはこんなものかな湯が溢れ はるえ
   特 選      両の手に今朝も豊かなゴミ袋 義和


第32回 新春北九州川柳大会 主催 小倉番傘川柳会
平成18年 1月9日 参加者 121名
課題「初 心 」 中山 仁美 選
平抜き       東京に初心を捨てて子が戻る 義和 
課題「え び 」 佐藤 夏虫 選
平抜き       伊勢えびの胡坐おせちのど真ん中 はるえ
平抜き      ザリガニは海老の裏切り者らしい 可福
課題「気立て 」 小川 清隆 選
平抜き始      あの頃の気立てに惚れて尻の下 可福
平抜き        お見合いに気立ての良さを誇張され はるえ
平抜き       気立てだけ妻に似た娘が誉められる 可福
課題「さかさま」 古谷龍太郎 選
平抜き       晩酌の妻にさんまを焼いている 義和
平抜き       さかさまにされても白は白と言う 義和
課題「スマート」 堤 日出緒 選
平抜き       スマートに葬の準備をする他人 はるえ
課題「なるほど」 佐々木よしお 選
平抜き       門構えさすが旧家の佇まい はるえ
平抜き       少子実感息子の嫁も子を産まぬ 義和
課題「ひらめき」 大場 可公 選
平抜き       一パーセントのひらめき後が続かない 可福
平抜き       トイレから出たらひらめき消えていた はるえ
課題「点 る 」 深掘 正平 選
平抜き       お灯明上げて始まる祖母の今日 一市